「ホームページにブログを作ったけれど、何を書けばいいのか分からない」
「SEOのためにブログを更新した方がいいと言われたけれど、そんなにネタがない」
「毎回AIに記事を書いてもらえばいいの?」
ホームページを運用していると、こうした悩みを持つ方は少なくありません。
でも私は、会社のブログだからといって、毎回難しいSEO記事を書く必要はないと考えています。
実際に商売をしていれば、
- 新しい商品を取り扱い始めた
- 教室やイベントを開催した
- 新しいサービスを始めた
- お客様からよく聞かれる質問があった
- 仕事をしていて「これは伝えておきたい」と思った
といった出来事が自然に生まれます。
まずは、そこからブログのテーマを考えてみてください。
ブログのネタは、検索キーワードを探すところから始める必要はありません。
最初に見るべきなのは、検索画面ではなく、自分の商売です。
この記事では、小規模事業者が無理なくブログを続けるために、普段の仕事から記事テーマを見つける方法と、SEOにつながる記事へ発展させる考え方を紹介します。
会社のブログは何のために書くの?
「会社のブログ」と聞くと、
検索順位を上げるために書くもの
というイメージを持っている方もいるかもしれません。
もちろん、ブログはSEOにも活用できます。
しかし、それだけが目的ではありません。
検索から新しい人に知ってもらう
ブログ記事がGoogleなどの検索結果に表示されれば、これまで自社を知らなかった人に見つけてもらえる可能性があります。
例えばホームページ制作会社であれば、
「ホームページ制作 費用」
「ホームページ 問い合わせ 来ない」
などについて詳しく解説することで、その悩みを持って検索している人との接点を作れます。
サービスについて詳しく説明する
サービスページだけでは説明しきれない内容を、ブログで補足することもできます。
例えば、
「なぜこのサービスを始めたのか」
「ほかのサービスと何が違うのか」
「どんな人に向いているのか」
などです。
実際、私自身もホームページ制作サービスについて、通常のサービス紹介だけでなく「月額制ホームページ制作とは?買い切りとの違い・メリット・デメリット」のような記事を作り、サービスを検討するときの判断材料を増やしています。
問い合わせ前の疑問を解消する
お客様から同じ質問を何度も聞かれることはないでしょうか。
その質問は、そのままブログ記事のテーマになります。
事前に記事として説明しておけば、お客様自身が疑問を解消できます。
問い合わせや商談の際にも、
「詳しくはこちらの記事をご覧ください」
と案内できます。
会社や人柄を知ってもらう
特に小規模事業者では、
「何を買うか」だけでなく「誰から買うか」
も重要です。
仕事に対する考え方、サービスへの思い、普段どのような活動をしているのか。
こうした情報があることで、初めて問い合わせる人にも会社の雰囲気を伝えられます。
今の事業内容をホームページに反映する
ホームページを作ったときの内容と、現在の事業内容が同じとは限りません。
新しい商品やサービスが増えたり、営業時間が変わったり、活動内容が変わったりします。
ブログは、こうした事業の変化をホームページへ反映する場所としても役立ちます。
そもそもホームページは公開して終わりではありません。
この点については以下のページでも詳しく解説しています。
ブログに何を書けばいいか分からないなら、最近の仕事を振り返る
私がお客様のブログ記事を考えるとき、最初からSEOキーワードを探すとは限りません。
むしろ最初に確認することが多いのは、
「最近、仕事で何か変わったことはありませんか?」
ということです。
実際に事業をしていれば、小さな変化は意外とたくさんあります。
教室なら活動レポートを書く
教室やスクールであれば、その月に行ったレッスンやイベントは立派なブログテーマです。
例えば、
- 今回はどんな練習をしたのか
- 初めてどんなことに挑戦したのか
- 参加した生徒さんはどんな様子だったのか
- 次回はいつ開催するのか
などです。
私が運用をお手伝いしているフラメンコ教室でも、実際のレッスン内容を活動レポートとして記事にしています。
こうした記事は、すぐに大量の検索アクセスを集めることだけが目的ではありません。
教室への参加を検討している人が読めば、
「どんな雰囲気なんだろう」
「初心者でも参加できそうかな」
といった不安を減らすことができます。
小売店なら新商品や季節商品を書く
新しい商品を入荷したなら、それもブログのネタです。
ただ、
「新商品が入りました」
だけで終わらせる必要はありません。
例えば、
- どんな商品なのか
- どんな特徴があるのか
- どんな人におすすめなのか
- なぜ取り扱うことにしたのか
- どんな使い方ができるのか
まで書けば、商品の説明ページとしても役立ちます。
新しいサービスを始めたなら、その理由まで書く
新しいサービスを始めたときも、
「新サービスを開始しました」
だけで終わらせるのはもったいないです。
なぜそのサービスを始めたのか。
どんなお客様の悩みを解決したかったのか。
これまでどんな相談があったのか。
そこまで書けば、その会社にしか書けない記事になります。
つまり、
「ブログのネタを探す」のではなく、「最近、仕事で何があったのか」を思い出す。
ここから始めると、記事テーマは見つけやすくなります。
特に変化がないなら「お客様に伝えたいこと」を考える
「最近は特に新商品もないし、イベントもやっていない」
という場合もあるでしょう。
そんなときは、
自分がお客様に普段どんなことを説明しているか
を思い出してみてください。
よく聞かれる質問
例えば、
「料金はいくらですか?」
「どのくらい時間がかかりますか?」
「初心者でも大丈夫ですか?」
「予約は必要ですか?」
こうした質問は、そのまま記事になります。
一人のお客様から聞かれた質問は、ほかのお客様も疑問に思っている可能性があります。
誤解されやすいこと
自分の業界では当たり前でも、お客様には知られていないことがあります。
「よく○○だと思われますが、実際には違います」
という話も良いテーマです。
サービスについてもっと知ってほしいこと
商品やサービスの紹介ページだけでは、すべてを伝えきれないことがあります。
例えば、
- このサービスを作った理由
- 特にこだわっている部分
- どんな人に利用してほしいか
- 逆にどんな人には向いていないか
などです。
自分が仕事で大切にしていること
経営者や担当者自身の考えも、場合によっては良いコンテンツになります。
ただし、何でも日記のように書けばよいという話ではありません。
私は、
「それを読んだお客様にとって意味があるか」
を基準に考えています。
例えば、
「今日は○○でランチを食べました」
だけでは、通常は事業との関係がありません。
一方、
「なぜ当店ではこの食材を使用しているのか」
であれば、商品への理解につながります。
同じ個人的な話でも、読者にとって意味があるかどうかで価値は大きく変わります。
すべての記事をSEO目的で書く必要はない
会社のブログというと、
「検索される記事を書かなければ意味がない」
と思ってしまう方もいます。
私はそうは考えていません。
会社のブログは、大きく分けると次の3種類で考えると分かりやすいと思います。
| 記事の種類 | 具体例 | 主な目的 |
|---|---|---|
| 今の情報を伝える記事 | 活動報告、新商品、イベント、施工事例、新サービス | 現在の事業を伝える |
| サービスを深く知ってもらう記事 | よくある質問、特徴、こだわり、事例、選び方 | 不安や疑問を減らす |
| 検索から見つけてもらう記事 | 費用、違い、選び方、悩みの解決方法 | 新しい人との接点を作る |
どれか一つだけを書かなければいけないわけではありません。
今の情報を伝える記事
例えば、
「9月の教室を開催しました」
「秋の新商品が入荷しました」
「新しい施工事例を追加しました」
といった記事です。
検索流入だけを考えると、大きなアクセスを生まないこともあります。
しかし、ホームページを訪れた人に、
「今もきちんと活動している事業者なんだ」
と伝える役割があります。
サービスを深く知ってもらう記事
お客様がサービスを検討するときに感じる疑問を解消する記事です。
例えばホームページ制作なら、
「ホームページには何を書けばいい?」
という疑問もあります。
このテーマについては以下のページで詳しくまとめています。
検索から読まれる可能性もありますが、サービスを検討している既存の訪問者に読んでもらう価値もあります。
検索から新しい人に見つけてもらう記事
これは一般的にイメージされるSEO記事です。
例えば、
「○○とは?」
「○○の費用はいくら?」
「○○と△△の違い」
「○○の選び方」
「○○で困ったときはどうする?」
などです。
こうした記事は、まだ会社を知らない人に検索から見つけてもらう入口になります。
大切なのは、
この3つ目だけがブログではない
ということです。
SEO記事のテーマは「検索キーワード」だけから決めない
SEO記事を書くなら、検索されているキーワードを調べることは大切です。
しかし私は、
検索キーワードだけを見て記事テーマを決めることには注意が必要
だと考えています。
例えば検索数が多いからという理由だけで、自社の事業とほとんど関係のない記事を書いても、そのアクセスが本当に事業につながるとは限りません。
それより先に、
「自分だから何を伝えられるのか」
を考えた方がよいと思っています。
まず「自分だから答えられること」を探す
例えば、
「ホームページとは?」
という記事なら、多くの人が書けます。
AIに聞いても、それなりの内容をすぐに作れます。
一方、
「実際に小規模事業者からホームページの相談を受けていて、よく起きている問題」
であれば、実際に現場で相談を受けている人にしか分からない情報があります。
同じテーマでも、
経験が入ることで記事の中身は大きく変わります。
そのあとで検索されている言葉を確認する
私は、
経験・お客様の疑問・事業の出来事
↓
記事のテーマを考える
↓
検索キーワードや検索意図を確認する
という順番の方が、小規模事業者には合っていると考えています。
SEOを無視するという意味ではありません。
自分の商売からテーマを見つけたあとに、
「この内容を必要としている人は、どんな言葉で検索するだろう?」
と考えるのです。
SEOを意識して記事を公開した後は、すぐに順位だけを見るのではなく、表示回数や検索クエリ、クリック数などの変化を確認していくことも大切です。SEOの効果が出るまでの考え方や公開後に見るべき数字については、以下のページで詳しく解説しています。
AI時代だからこそ「誰でも書ける記事」を量産しない
最近は生成AIを使えば、ブログ記事らしい文章を簡単に作れるようになりました。
ChatGPTなどに、
「○○について2,000文字でSEO記事を書いて」
とお願いすれば、短時間でそれらしい文章が完成します。
だからこそ私は、
「その会社でなければ書けない情報」が以前より重要になっている
と考えています。
AIを使って記事を書くこと自体が悪いわけではない
ここは誤解してほしくありません。
AIを使って記事を書くこと自体が悪いわけではありません。
検索エンジンも、AIを利用したという理由だけでコンテンツを否定しているわけではありません。
問題になるのは、読者にとっての価値がほとんどない記事を大量に作ることです。
AIは、
- 記事構成を考える
- 情報を整理する
- 分かりやすい文章へ直す
- 自分では気づかなかった視点を出す
といった作業には非常に便利です。
私自身もAIを活用しています。
問題は「誰でも作れる一般論だけ」で終わること
例えば美容室が、
「美容室の選び方5選」
というテーマの記事を書くとします。
AIだけに任せれば、
「口コミを見る」
「料金を確認する」
「アクセスを確認する」
といった一般論の記事は簡単に作れます。
しかし、それだけでは同じような記事がたくさん存在します。
そこに、
「実際のお客様からこんな相談を受ける」
「当店ではここを見て選んでほしい」
「こういう人には、むしろ別の美容室の方が向いている」
という実際の経験が加われば、その店ならではの記事になります。
AIは「代わりに経験すること」はできない
私はここが重要だと思っています。
AIは文章を整理できます。
一般的な情報も調べられます。
しかし、
昨日あなたのお店で何があったのか。
お客様から何を聞かれたのか。
仕事をしていて何を感じたのか。
そこまではAIは経験していません。
それは、実際にその事業をしている人だけが持っている情報です。
小規模事業者にとって、この一次情報は大きな強みだと思っています。
ブログでなくても、必要な情報を増やすことで検索順位が改善することがある
SEOというと、
「ブログをたくさん書かなければいけない」
と思う方もいます。
しかし、必ずしもそうではありません。
私が運用をお手伝いしているフラメンコ教室のホームページでは、ブログではなく、各教室について詳しく説明する固定ページを作成しました。
教室ごとに、
- どこで開催しているのか
- いつ開催しているのか
- どんなレッスンなのか
- どんな人を対象としているのか
といった情報を整理しました。
その後、対象地域とフラメンコ教室を組み合わせた検索などで、検索順位の大きな改善を確認しています。
これは「ブログを書いたから順位が上がった」という事例ではありません。
むしろ、この経験から分かるのは、
SEOで重要なのはブログという形式そのものではなく、検索する人が必要としている情報をきちんと用意すること
だと思っています。
ホームページ全体として何を掲載するべきかについては、以下のページでも詳しく紹介しています。
書かなくてもいいブログ記事とは?
ブログを続けることが目的になってしまうと、
「今月まだ記事を書いていないから、何でもいいから書かなければ」
となってしまうことがあります。
私は、無理に記事を増やす必要はないと考えています。
事業と関係のない記事
会社やサービスとほとんど関係がなく、読者も求めていない内容であれば、無理に会社ブログへ載せる必要はありません。
もちろん経営者の日常そのものがブランドにつながる事業もあるため、一律ではありません。
判断するポイントは、
「この情報を、このホームページの読者は知りたいだろうか?」
です。
読者が必要としていない記事
検索キーワードがあるからといって、すべての記事を書く必要はありません。
自社のお客様とは関係のないテーマなら、そのアクセスを集めても事業につながらない可能性があります。
AIで一般論だけを大量に作った記事
AIを使うこと自体ではなく、
自分の経験や考えを加えず、一般論だけを大量に公開すること
には注意が必要です。
検索キーワードがあるという理由だけで書いた記事
SEOツールで検索数を確認し、
「このキーワードは検索されているから記事にしよう」
だけで決めるのもおすすめしません。
そのテーマについて、
自社だから提供できる情報があるのか
まで考えましょう。
既存記事とほぼ同じ内容の記事
少しキーワードが違うだけで、内容がほぼ同じ記事を何本も作る必要はありません。
一つの記事を充実させた方がよい場合もあります。
判断に迷ったときは、
「この記事は、誰の、どんな役に立つのか?」
と考えてみてください。
答えが思いつかないのであれば、一度書くのをやめてもよいと思います。
ブログは毎日書かなくてもいい
「ブログは何回更新すればSEOに効果がありますか?」
という疑問を持つ方もいると思います。
私は、回数ありきで考える必要はないと思っています。
毎日書く。
毎週3記事書く。
月に10記事書く。
このように本数だけを目標にすると、最終的には「書くために書く」状態になりやすいからです。
お知らせしたいことがあれば書く。
お客様に伝えたいことがあれば書く。
新しい事例ができたら書く。
そのくらいの感覚でもよいと思っています。
実際に事業をしていると、業種にもよりますが、月に1〜2回くらいは何かしら発信できる出来事が自然に出てくることが多いと感じています。
ただし、
「月2記事書けばSEOに強くなる」
という意味ではありません。
必要な情報があるときに、きちんと記事にする。
回数よりも、その内容の方が大切です。
ブログテーマが思いつかないときの5つの質問
それでも、
「やっぱり何を書けばいいか思いつかない」
という場合は、次の5つを考えてみてください。
1.最近、仕事で何か変わったことはありませんか?
新商品、新サービス、新しい設備、スタッフ、イベント、営業時間、施工事例。
大きなニュースでなくても構いません。
2.最近、お客様から何を聞かれましたか?
一度聞かれた質問は、ほかの人も気になっているかもしれません。
3.もっと知ってほしい商品やサービスはありませんか?
「実はこんなこともやっています」
というサービスがあれば、それを詳しく紹介できます。
4.お客様によく誤解されることはありませんか?
「○○と思われることが多いのですが、実際は違います」
というテーマは、読者の疑問を解消する記事になります。
5.仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?
なぜその商品を扱っているのか。
なぜそのサービス方法にしているのか。
なぜその価格なのか。
こうした理由には、その会社独自の情報が含まれています。
例えば飲食店で、
「秋限定メニューを始めました」
という出来事があったとします。
そこから、
「なぜこの食材を選んだのか」
「どんな調理方法なのか」
「どんな人に食べてほしいのか」
「いつまで提供するのか」
と考えていけば、一つの記事になります。
特別なSEO知識がなくても、普段の商売を丁寧に見ればブログテーマは見つけられます。
まとめ|ブログのネタは「検索画面」より先に自分の商売を見る
会社ブログに何を書けばいいか分からなくなったとき、最初から検索キーワードを探す必要はありません。
まずは、
最近、仕事で何があったか。
お客様から何を聞かれたか。
何をもっと知ってほしいか。
自分だから話せることは何か。
を考えてみてください。
そこから記事テーマを見つけます。
そして、
「この情報は、検索している人にも役立ちそうだ」
と思ったら、どんな言葉で検索されているのか、どんな情報が求められているのかを調べてSEO記事として深掘りします。
私は、
商売 → 記事テーマ → SEO
という順番で考えることが、小規模事業者には合っていると思っています。
SEOから無理に商売の話を作るのではありません。
自分たちが実際にやっていること、お客様との会話、これまでの経験。
そこには、AIだけでは作れない情報があります。
ホームページを作るときも、ブログを書くときも、大切なのは読んでくれる人にとって役立つ情報を増やしていくことです。
「ブログに何を書けばいいか分からない」
「自社の場合、どんな記事がSEOにつながるのか分からない」
という場合は、あそまなでも一緒にテーマ整理からお手伝いしています。
無理に記事を量産するのではなく、今の事業の中から「伝える価値のあること」を一緒に見つけていきましょう。
この記事を読んで早速相談してみたいという方はぜひここからお問い合わせください。

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