「ホームページの修正をお願いしても、なかなか対応してもらえない」
「毎月費用を払っているけれど、何をしてもらっているのかよく分からない」
「もっとホームページを活用したいのに、制作会社に相談しづらい」
このような不満が積み重なり、ホームページ制作会社の変更を考えている方もいるのではないでしょうか。一度作ったホームページでも、制作会社や管理会社を途中で変更することは可能です。ただし、何も確認せずに現在の制作会社との契約を終了してしまうのはおすすめできません。ホームページには、サイトそのものだけでなく、ドメイン、サーバー、WordPress、メール、アクセス解析などさまざまなものが関係しています。乗り換え方によっては、今まで使っていたホームページをそのまま引き継げないこともあります。
この記事では、ホームページ制作会社を変更したいと考えている個人事業主や小規模事業者の方に向けて、乗り換える前に確認しておきたいことや具体的な手順、実際にあった乗り換え事例をご紹介します。
ホームページ制作会社は途中で変更できる?
結論からいうと、ホームページ制作会社は途中で変更できます。
「一度作ってもらった会社に、ずっと管理をお願いしなければならない」
というわけではありません。ただし、どの程度スムーズに変更できるかは、現在の契約やホームページの管理状況によって大きく変わります。たとえば、自社でドメインやサーバーを契約し、WordPressの管理者情報も持っている場合は、比較的スムーズに引き継げることがあります。一方、ドメインやサーバー、ホームページのデータなどをすべて制作会社側が管理している場合は注意が必要です。
まずは「制作会社を変えられるか」ではなく、現在のホームページを誰が、どのように管理しているのかを確認することから始めましょう。
ホームページ制作会社の変更を考える主なきっかけ
制作会社を変更したい理由はさまざまです。
連絡や修正対応が遅い
営業時間を変更したい、新しいサービスを掲載したい、料金を変更したい。事業を続けていれば、ホームページの情報を変更したい場面は必ず出てきます。そんなとき、連絡してもなかなか返事が来なかったり、簡単な修正でも何週間も待たされたりすると、ホームページを事業に活用しづらくなってしまいます。
何に費用を払っているのか分からない
月額の管理費を払っているものの、
「具体的に何をしてもらっているのか分からない」
というケースもあります。料金が高いか安いかだけではなく、その料金に何が含まれているのかが明確になっているかも重要です。追加作業のたびに料金が発生するのであれば、「どんな作業に、なぜこの金額がかかるのか」を説明してもらえる関係が理想です。
ホームページ公開後の提案やサポートがない
ホームページは公開したら終わりではありません。事業内容が変わればホームページも変える必要がありますし、検索から見てもらいたければSEOにも継続的に取り組む必要があります。ホームページを作った後に相談できる相手がいないことも、制作会社を見直すきっかけの一つです。
自分たちで更新できない
文章や写真を少し変更したいだけなのに、毎回制作会社へ依頼しなければならない。これも運用を続けるうえでは負担になります。自社でどこまで更新できるのか、制作会社へ依頼した場合はどこまで対応してもらえるのかを確認しておくことが大切です。
自分たちの事業を理解してもらえていない
ホームページをきれいに作ることと、事業にとって役立つホームページを作ることは、必ずしも同じではありません。
誰に何を伝えたいのか。
どんな問い合わせにつなげたいのか。
事業者と制作会社がこうした目的を共有できているかどうかも、長く付き合っていくうえで重要だと思います。
制作会社を変更する前に確認しておきたい5つのこと
「もう今の会社をやめたい」と思っても、先に解約するのはおすすめしません。
まず、次の5つを確認しましょう。
1.契約期間と解約条件
最初に現在の契約内容を確認します。最低契約期間はあるのか、解約は何か月前までに伝える必要があるのか、途中解約による費用は発生するのかなどを確認します。契約書がある場合は、改めて内容を確認してみましょう。
2.ドメインを誰が管理しているか
ドメインとは、
「example.com」
のようなホームページの住所にあたるものです。特に確認したいのが、誰が契約・管理しているドメインなのかです。制作会社側で取得・管理している場合、制作会社を変更するときにそのドメインを引き継げるのか確認しておく必要があります。
3.サーバーの契約・管理状況
ホームページのデータが置かれているサーバーについても確認します。自社で契約しているのか、制作会社のサーバーを利用しているのかによって、乗り換え方法が変わります。ドメインとサーバーは普段意識する機会が少ないため、「誰が契約しているのか分からない」ということも珍しくありません。分からない場合は、現在の制作会社へ確認しましょう。
4.WordPressなどの管理者情報とホームページデータ
WordPressを使用している場合は、管理画面へログインできるか確認します。ただし、WordPressへログインできるからといって、必ずしもホームページをそのまま別のサーバーへ移せるとは限りません。テーマやプラグイン、データベース、画像なども関係するため、新しい制作会社に現在の状況を確認してもらうことをおすすめします。
5.ホームページに関連するサービスやアカウント
ホームページ以外にも、
Google Analytics
Google Search Console
Googleビジネスプロフィール
問い合わせ用メールアドレス
SNSアカウント
などが関係していることがあります。制作会社がこれらの設定を代行していた場合は、誰のGoogleアカウントなどで管理されているのかも確認しておきましょう。
ホームページ制作会社を乗り換える手順
実際に制作会社を変更する場合は、次のような順番で進めると安心です。
STEP1.現在の契約・管理状況を確認する
まず、先ほど紹介したドメイン、サーバー、WordPress、契約内容などを確認します。すべて自分で調べられなくても問題ありません。分かる範囲を整理して、新しい制作会社へ相談する方法もあります。
STEP2.新しい制作会社へ相談する
現在の制作会社を解約する前に、新しい制作会社へ相談します。
「今のホームページをそのまま引き継げるのか」
「作り直す必要があるのか」
「ドメインはそのまま使えるのか」
などを確認してもらいましょう。
STEP3.何を引き継げるのか確認する
現在のサイトをそのまま移行できるのか、デザインを作り直すのか、ドメインやメールはどうするのかなどを整理します。ここまで確認してから、実際の乗り換えスケジュールを決めます。
STEP4.現在の制作会社へ解約・引き継ぎを依頼する
新しい制作会社と方針が決まったら、現在の制作会社へ連絡します。必要に応じて、サーバー情報やサイトデータ、ドメインに関する情報などの引き継ぎを依頼します。
なお、どのデータや権利を引き継げるかは契約内容などによって異なります。
「自分がお金を払って作ったホームページだから、すべてのデータを必ず受け取れる」とは限らないため、契約内容を確認することが重要です。
STEP5.新しい環境へ移行する
必要なデータを受け取ったら、新しい制作会社側で移行やリニューアルを行います。メールをホームページと同じドメインで利用している場合などは、ホームページだけでなくメールへの影響にも注意して進めます。
制作会社を変更するとSEOに影響する?
「制作会社を変えたらGoogleの検索順位が下がるのでは?」
と心配される方もいると思います。制作会社を変更すること自体で、それまでのSEO評価がリセットされるわけではありません。ただし、乗り換えと同時にホームページを作り直す場合は注意が必要です。
たとえば、
- ページのURLを変更した
- 検索流入の多かったページを削除した
- タイトルや本文を大幅に変更した
- 必要なリダイレクトを設定しなかった
- Search Consoleなどの計測環境を引き継がなかった
といった変更によって、検索流入に影響が出る可能性があります。現在あるホームページに検索流入がある場合は、何を残して、何を変更するのかを確認したうえでリニューアルすることが大切です。
制作会社の変更にあわせてホームページも作り直すべきか迷っている方は、**「ホームページをリニューアルするタイミングは?作り直した方がいい7つのサイン」**も参考にしてみてください。
ドメインやサイトデータを引き継げなくても乗り換えられる?
状況によっては、現在の制作会社から必要な情報をすべて引き継げないこともあります。その場合でも、ホームページ制作会社を変更できないとは限りません。既存サイトをそのまま移行できないのであれば、新しいサーバーやドメインを用意し、ホームページを一から作り直す方法もあります。もちろん、既存ドメインを引き継げるのであれば、その方が望ましいケースも多いため、最初から新規ドメインにするのではなく、まず引き継げるものを確認することが大切です。
実際にあったホームページ制作会社の乗り換え事例
あそまながホームページのリニューアル・運用を担当している「和食そば処 たかぎ」様も、以前は別の制作者にホームページを依頼されていました。以前は知り合いのフリーランスの方に比較的安価で制作・管理を依頼されていましたが、契約内容や料金体系が明確ではなく、変更作業の内容や料金の根拠が分かりにくいこと、連絡へのレスポンスが遅いことなどに不安を感じていました。
そこであそまなへご相談いただきましたが、乗り換えにあたって一つ大きな問題がありました。以前のホームページのサーバー情報やサイトデータ、ドメインなどを引き継ぐことができなかったのです。そのため、既存サイトをそのまま移行するのではなく、新しいドメインとサーバーを用意し、ホームページを一から構築することになりました。
現在は、たかぎ様からいただくご要望には、できる限り対応することを基本にしています。一方で、技術的にできないことについては「なぜできないのか」を説明します。また、実現可能なことであっても、事業にとってやらない方がよいと考えた場合には、その理由もお伝えしています。
言われたことをそのまま作業するのではなく、「なぜこの作業をするのか」をお互いに理解し、納得したうえで進めることを大切にしています。
次の制作会社は「料金」だけでなく「付き合い方」も確認しよう
制作会社を変更するときは、新しい会社の制作料金やデザインだけに目が行きがちです。しかし、ホームページは公開してから何年も使うものです。
だからこそ、
「困ったときに相談できるか」
「誰が担当するのか」
「更新や修正はどこまで対応してもらえるのか」
「追加料金が発生する条件は明確か」
「自分たちの事業について一緒に考えてくれるか」
といった、公開後の付き合い方も確認してみてください。価格が安いこと自体が悪いわけではありません。大切なのは、何にいくら支払うのか、何をしてもらえるのか、なぜその作業が必要なのかを双方が理解できる関係になっているかだと思います。
ホームページの乗り換えで困ったら、まず現在の状況を確認しましょう
ホームページ制作会社を変更したいと思っても、
「ドメインが誰のものか分からない」
「サーバーについて何も知らない」
「WordPressのログイン情報が分からない」
という状態であれば、何から始めればいいのか分からないかもしれません。そんなときは、いきなり現在の制作会社を解約するのではなく、まず現在のホームページがどのような状態で管理されているのかを確認することから始めましょう。
あそまなでは、ホームページを作ることだけでなく、公開後の更新や運用も含めて継続的にサポートしています。ホームページ制作・運用サービス「タクスル」は、初期制作費0円・月額9,800円(税込)。ホームページ制作だけでなく、公開後の修正・更新やブログ、SEO・AIOなども含めて一緒にホームページを育てていくサービスです。現在の制作会社からの乗り換えについてもご相談いただけます。






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